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2017年9月4日 関西大学対抗リーグ 男子第2戦

男子1部リーグ 対立命館大戦
9月4日に江坂テニスセンター(大阪府)にて行われた関西大学対抗テニスリーグ戦第2戦対立命大。同志社はD0-3と追いつめられるもS5-1で逆転勝利を果たし、リーグ戦2連勝とした。


まるで悪夢を見ているようだった。立命大には6月の定期戦では圧勝している。リーグ戦では圧倒できる力をもっているはずだった。神院戦と同じオーダーで臨んだダブルス。不安のあったダブルスで3勝し自信がついたはずだったが「チャレンジャー精神で、失うものはないという相手の気迫に引け腰になってしまった」(飯島主将・スポ4)とまさかの大苦戦を強いられる。D1が1ゲームも取れずに苦しんでいる。隣のコートでは、D2 中山・山岸組は相手のボレーに苦しめられ、なかなか自分たちのリズムでテニスが出来ずにいた。悪い流れは伝染するもので、リードを広げられるにつれ、同志社側には重苦しい雰囲気が流れる。カモンの声が聞こえたかと思うと、それは立命大のサイドであった
D2中山(スポ3)・山岸(商3)組がG2-6 2-6で敗戦すると、昨日のMVP・D3伊達(法3)・福永(ス・ポ1)組は第2セット、G4-4で迎えた第9ゲーム。伊達のサービスゲーム。デュースのアドバンテージをつかんだ場面で2度もボレーのミスが出て痛恨のブレイクをゆるし、G4-5になり敗戦。

最後まで縺れたのはD1飯島・大窪(法1)組。第2セットは本来の動きを取り戻した2人だったがG5-4、G6-5で相手をブレイクすることが出来ず、タイブレークへ。タイブレークは白熱した展開に。4-4,6-6,8-8と取っては取りかえしを繰り返す。そして10‐10になった後、2ポイント連取したのは、立命だった――。ゲームセット。まさかのダブルス3戦全敗――。シングルスに出場予定の選手の顔からは緊張が伺えた。

シングルスが始まった。勝利のためには6本中5本の勝利が必要だ。オーダーは昨日からS5を山岸から大窪に変更。全勝の勢いでいきたところ。地力では同志社が上回っている。プレッシャーに飲まれなければ、勝てる相手だった。最初に始まったのはS4佐伯のシングルス。「流れが悪かったので、声をだして盛り上げられれば」(佐伯)と挑んだ。互いにキープして迎えたG1-1の場面で先にブレイクに成功。「入るまでは緊張したけど、相手にミスが多く早い段階でブレイクしてからはいつも通りできた」(佐伯)と5ゲーム連取で第1セットを先取すると第2セットも1ゲームしか許さず圧倒。同志社の反撃の狼煙を上げる、快勝だった。

そして、S2堀(商2)、S5大窪、S6中山のシングルスへ。S6中山は昨日に続き、絶好調。第1セットG3-0から第2セット5-0まで、驚異の8ゲーム連取を成し遂げ、ストレート勝利を飾る。ダブルスの敗戦を自ら取り返す勝利を挙げた。S5大窪は1年生ながら単複両方での出場に。素直に「嬉しい」と語る大窪は、いきなりブレイクに成功しG6-0で第1セットを危なげなく先取すると、第2セットは競り合う展開に。途中3ゲーム連取され相手の流れになりかけるも、勝負所でしっかりブレイクし返す。最後はデュースを制して勝負を決めた。「色々相手の特徴は聞いて作戦は立てていたけど、サーブを活かした自分のテニスをしようと思った」(大窪)。1年生が勝負を振り出しに戻す3勝目を挙げた。

S2堀は、榊原との対戦となった。いつもより気合が入っているように見えた堀。第1セットは相手を寄せ付けず幸先の良いスタートを切ったが第2セットは先にブレイクを許して勝負はファイナルセットへ。堀は、競り合いに強い。春関・夏関ともに幾度もファイナルセットを勝利してきた。しかし、G4-3と先行した後まさかの3ゲーム連取され敗戦。後がなくなった瞬間だった。

堀が敗れ去る隣で、S1へと襷を繋いだのはS3の岩田(商3)。「隣で堀が負けていて、3-4になった。自分が勝たないと負けると思うと緊張もあったけど自分のプレーに集中しようと思った」(岩田)。期待通り、第1セットをG6-0で奪うと第2セットも最後ブレイクこそ許したが相手を寄せ付けずストレート勝ち。前日の神院大戦に引き続き、大事な場面で大きな1勝を挙げた。「自分が勝ってみんなを安定させたい。(昨年とは違った)責任を感じている」(岩田)。まさに、有言実行。二日連続危なげのない勝利で2戦目のMVPといえる仕事を果たした。

下級生たちが思いを繋いで4-4で迎えた最後の試合。両校のエース同士の対決となった。飯島主将に勝敗が委ねられた。「自分で勝敗が決まるのは初めての経験。緊張した」(飯島主将)。いきなりブレイクを許し、暗雲が立ち込めるかと思われたがすぐにブレイクバックすると実績で上回る飯島が徐々にギアを挙げていく。第2セットはG0-1から4ゲーム連取。危なげない試合運びで勝負に決着をつけた。その瞬間、片手を天に突き上げた。主将がチームに捧げる大きな大きな1勝を挙げた。

悪夢の始まりのダブルス。圧倒したシングルス。神院大戦とは全く違う結果となったが、「負けてない。勝てば良いのでプラス」(飯島主将)。次に来るは近大戦。春夏関西単王者に輝いている松本を始め、層の厚さを誇る。昨年は2-7で同志社が完敗。王座出場へ立ちはだかった。「自分の出来ることをすれば誰が相手でも勝てる。気合とガッツで頑張る」(岩田)。「今日、立命にD0-3にされたけど勝てた。次は自分たちがチャレンジャー、失うものはない」(飯島主将)。近大は2戦続けてダブルス全勝で勢いに乗っている。去年の悔しさはもう味わいたくない。「流れが悪い時も自分たちの力を出し切っていく」。1度経験したどん底。だがそこから自分を仲間を信じて這い上がってきた。打倒近大、王座出場へーー。もう後は力を出し切るのみだ。(同志社アトム編集局 山口佳菜子)

 
       

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